あなたは「冷却期間」という言葉を聞いたことがありますか?
簡単に言うと、『元カレや元カノと距離を置く期間』です。
でも、この冷却期間が、復縁をするための大きな鍵になると言っても過言ではありません。冷却期間の本当の目的を知らないと、ただただ無駄な時間を過ごし、復縁のスタートラインにも立てなくなります。
別れた時点で相手は先に進んでいるので、時間を無駄にすると復縁の可能性も低くなり、手遅れになってしまうかもしれません。
まずは冷却期間の意味を理解し、復縁に繋がるように正しく過ごしてください。
冷却期間の一般的なイメージ
あなたは冷却期間にどんなイメージを持っていますか?
- 連絡を取らない期間
- 会わない期間
- 自分の大切さに気付いてもらうための期間
このようなイメージを持っているのではないでしょうか?
どれも間違いではありません。しつこく連絡をしても警戒されて避けられるだけですし、はっきり言って「ウザイ存在」になってしまいます。当然、会うことも難しいでしょう。
でも、連絡をしたらいけないわけではありませんし、会える機会があれば会っても構いません。
冷却期間に対する一般的なイメージは、正確には「半分正解」で「半分間違い」だと言えます。
冷却期間の意味を理解する前に、別れを選んだ相手の気持ちを受け入れてあげること
復縁は、冷却期間の過ごし方で結果が変わってきます。ただ月日が過ぎるのを待っているだけでは意味がありません。1ヶ月待てば考え直してくれるとか、改めて気持ちを伝えれば復縁できるとか、そんな甘い考えは一切通用しません。
別れたときにまだ未練があれば話しは別ですが、相手も軽い気持ちで別れを決意したわけではないはずです。
それまでには色んな経緯があり、自分の気持ちと葛藤しながらも、真剣に悩んで別れを決意したことを理解しておいてください。
つらい思いをしたのはあなただけではありません。相手だって、本当はあなたのことを傷付けたくないんです。それでも悩んだ末に別れを選んだわけですから、まずはその気持ちを受け入れてあげることが大切です。
冷却期間は本当に必要なのか?
「冷却期間を置いたほうがいいんですか?」と聞かれることがよくあります。
誰でも本当は時間なんて置きたくないし、すぐにヨリを戻したいというのが本心だと思います。「他に気になる人ができたらどうしよう…」という不安もあるはずです。焦りがない人なんていないでしょう。
それでも相手が本気で別れを決めたことを知り、「どうにもならないから、今は時間を置くしかないのかな…」と考えている人が多いと思います。
ただ、冷却期間の必要性は、別れたときの状況によって変わってきます。
ほとんどのケースで冷却期間が必要になるのは事実ですが、相手と距離を置くことで状況が悪化してしまうケースもあります。判断を誤って距離を置いてしまい、タイミングを逃して手遅れになることも少なくありません。
そうなると復縁が難しくなるので、注意が必要です。
冷却期間の必要性を判断するには?
それぞれ状況が違うので、冷却期間の必要性を正確に判断するのは難しいのですが、「別れたあとの相手の反応」を目安にすれば、自分で大まかな判断をすることは可能です。
冷却期間を置かなくていい場合
別れたあとに連絡をして、これまでと同じようにやり取りができ、相手の反応に違和感がない場合は、距離を置かなくてもいい可能性が高いです。
顔を合わせる機会がある場合は、相手があなたのことを避けているかどうかで判断できます。
冷却期間を置いたほうがいい場合
反対に、メールやLINEをしても返信がなかったり、電話をしても出てくれない場合は、しばらく距離を置いたほうが上手くいきます。
また、連絡が取れても反応が悪い場合や、警戒されているなと感じる場合は、無理をせずに冷却期間を置くようにしましょう。
別れたときの状況や別れの原因から判断することもできる
「別れたときの状況や別れの原因」から冷却期間の必要性を判断することもできます。
冷却期間が必要なケース
- 振られたときに「別れたくない」としつこく縋ってしまった場合
- 別れたあとに何度も復縁を迫った場合
- 相手が頑固な性格の場合
こういった場合は冷却期間を置き、復縁に向けての準備をするようにしてください。
冷却期間が必要ないケース
- 自分から別れを告げた場合
- 感情的になってケンカ別れした場合
- 別れるときに相手が泣いていた場合
- 遠距離であまり会えなかった場合
- 仕事などで忙しく、すれ違いがあった場合
こういう場合は冷却期間を置かず、すぐに復縁に向けての行動を始めてください。
特に『感情的になってケンカ別れをした場合』は、絶対に冷却期間を置くべきではありません。
付き合っていれば、すれ違いがあったり、色んなことがきっかけで意見がぶつかり合い、大きなケンカに発展することもあるでしょう。
たとえ小さなケンカでも、本意ではなく相手を深く傷付けてしまったり、これまで溜まっていた不満が爆発して感情的になり、そこから別れ話になることもあると思います。そして、「もう無理」「こんな人とは思わなかった」と思い、その場で別れを切り出す人も少なくありません。
しかもこの場合、相手も意地を張り、一度決めたことを貫き通すことが多く、自分から別れを取り消すことはしないこともあります。たとえ未練が残っていたとしても別れを正当化し、次に進もうとするんですね。
こんな状況で冷却期間を置けば、相手の気持ちが完全に冷めてしまう可能性も否定できません。すぐに気持ちを伝えて話し合えば別れを防げるのに、間違った判断によって別れが現実になることもあるわけです。
もしケンカ別れをした場合は、その日は冷静になるために連絡を取らなくでも構いませんが、翌日には必ず話し合いをするようにしてください。そして必ず自分から謝り、素直な気持ちを伝えるようにしてください。
「どうせ一時的なものだから…」と、ケンカ別れを甘く考えないほうがいいです。自然と仲直りできることも多いですが、いろんなことが積もりに積もったときには、あっさりと関係が終わってしまうこともあるので、変な意地やプライドは捨てるようにしましょう。
それぞれの状況で変わるケース
- これまで何度も同じことが原因でケンカをした場合
- 相手に他に好きな人がいる場合
- どちらかの浮気が原因の場合
- 魅力を感じなくなった場合
- 好きなのか分からなくなった場合
- 親や友人から反対された場合
- 結婚へのプレッシャーがあった場合
こういった場合は、それぞれの状況で変わってくるので、相手の反応を見ながら慎重に判断するようにしてください。
直感を信じて判断するように
別れた直後でまだ冷静になれていないときには、相手の反応だけを頼りに正しい判断はできないかもしれません。
でも、表情や雰囲気、声、メールの文面などで、これまでの関係から感覚的に分かると思います。
- 相手に避けられていないか?
- 連絡を取ることや会うことを嫌がっていないか?
そこを自分で判断し、その感覚を信じるようにしてください。
それでもよく分からないときには、焦らずに一度距離を置いたほうがいいと思います。連絡が取れる状況なら、友達としての関係を続けながら、しばらくは一定の距離感を意識して、少しずつその距離を縮めていきましょう。
冷却期間を置く目的とは?
冷却期間が必要な場合、それには主に3つの理由と目的があります。
- お互いが冷静になるため
- 別れの原因を把握するため
- あなた自身が変わるため
1.お互いが冷静になるため
まず時間を置くことで、自然と冷静さを取り戻すことができます。
ずっと一緒にいた大切な人から別れを告げられると、誰だって素直に受け入れることができないと思います。別れたくないんですから、「別れたくない」と伝えるのは当然のことですし、何度でもしつこく「考え直してほしい」とお願いするかもしれません。
しかし、あなたが一方的に気持ちを押し付けてしまうと、相手が真剣に出した答えを頭ごなしに否定することになります。
もちろんあなたは必死です。それどころではないでしょう。
でも、相手はどう思うでしょうか?
「こっちの気持ちなんて何にも分かっていない…」「どうして分かってくれないんだろう?」と、あなたに対する印象が悪くなり、拒否反応を示すようになります。そして、あなたのことを避けるようになります。
別れたあとに冷静さを失うのは、あなただけではありません。相手だって同じです。この状態では何をしても逆効果になります。
でも、1ヵ月経ったらどうでしょうか?
あなたも相手も、冷静さは取り戻しているはずです。
連絡をするにしても、会うにしても、お互いが冷静になっていることが大前提です。
2.別れの原因を把握するため
何もしなくても時間が解決してくれるのは、「冷静さを取り戻すこと」だけです。
ここからは自分自身と向き合い、別れたことを受け入れなければなりません。
そして、
- どうして別れたのか?
- 何が相手に別れを決意させたのか?
ということを考え、相手の気持ちを理解しなければなりません。
好きなもの同士が付き合っていたのに、相手が別れを選んだのなら、そこには必ず原因やきっかけがあるはず。それが分からなければ、これから相手の気持ちを取り戻すために何をすればいいのかということも見えてきません。
冷却期間で最初に取り組まなければならないのは、別れの原因を考え、相手の気持ちを理解することです。
本気で復縁を目指すなら、とにかく別れの原因を真剣に考えることから始めてください。そして付き合っていたときのことを振り返り、自分の言動やいろんな出来事から、原因として考えられるものを全て挙げてみてください。どんなに小さなことでも構いません。
もしかすると、別れ話をしているときに相手から直接言われた人もいるかもしれませんが、それは一旦忘れてください。
なぜなら、別れるときに本当の原因を告げる人はほとんどいないからです。
それが理由の一つであることには間違いないと思いますが、本当の理由は別のところにあることが多いです。振る側には罪悪感があるので、あなたのことを傷付けないようにはぐらかしたり、直接関係ないようなことを口にしたりするものなんですね。
つまり、別れの本当の原因に関しては、自分で考えて答えを出すしかないわけです。
確信は持てなくても、小さな心当たりはいくつもあると思います。
- 話していて相手の反応が悪くなったこと
- 一緒にいて機嫌が悪くなったこと
- ケンカのきっかけになったこと
- 相手を困らせたり、ウンザリさせてしまったこと
- 何度も注意されていたこと
など、それらを全て書き出してみると、必ず答えは見えてくるはずです。
面倒な作業だと思うかもしれませんが、ここを避けて相手の気持ちを取り戻すことはできません。たとえやり直すことができたとしても、何を気をつければいいのかも、どう変わればいいのかも分からないままでは、絶対に上手くいくわけがないんですから。
そう思いませんか?
もしあなたが今、「どうしたら自分の気持ちが伝わるのか?」「どうすれば分かってもらえるのか?」ということを考えているのであれば、もうそれはやめてください。
「こんなに好きなのに…」とか、「あんなに尽くしたのに…」とか、自分本位で物事を考えていると、相手との距離は絶対に縮まりません。
もちろん、付き合ってきた中で相手にも悪いところはあったと思います。あなただけが悪いように言われるのには納得がいかないかもしれません。あなたにも理解できないことや我慢してきたことだってあるでしょうし、不満や愚痴など、相手に言いたいこともあるはずです。
でも、今はそんなこと関係ありません。別れを選んだのは相手で、あなたは復縁を望んでいます。それが現実です。
だったら、あなたが全てを受け入れるしかないんです。復縁のスタートラインに立てるのも、そのときです。
3.あなた自身が変わるため
自分の何がいけなかったのか?どういう言動が相手に別れを決意させたのか?
それが理解できれば、次にすることは一つしかありません。
もう分かりますよね?
そうです。
あなた自身が変わらないといけません。
好きだった人と別れるということは、乗り越えられないことや耐えられないことがあったということです。そして結果的に、「このまま付き合っていても幸せにはなれない」という結論に至ったわけです。
そこから復縁をするためには、あなたが変わり、その変化をアピールするしかありません。変わらないままアプローチをしても、あなたの嫌なところを再確認するだけですからね。
これはすごく重要なことです。
そもそも付き合っているときに相手の気持ちに気付き、あなたが変わることができていれば、最悪の結果は避けることができたはずです。
しかし、人間は簡単に変われるものではありません。悪いところが分かっていても、一度でも許してくれると危機感がなくなり、そのことについて軽く考えてしまいます。実際にほとんどの人が相手を失って初めて事の重大さに気付き、後悔しています。
もちろん、これから変わることも簡単ではないでしょう。変わったかどうかなんて自分では分からないかもしれませんし、本当に復縁に繋がるのかと不安を感じると思います。
でも、頑張って変わろうとしてください。とにかく変わる努力をしてください。
例えば、
相手の話をちゃんと聞けていなかったのであれば、友達と会話をするときでも、まずは聞き手に回るようにしてください。ただ話を聞くのではなく、話を引き出し、会話を広げることが大切です。
自分の考えを正当化し、相手の意見を聞こうとしなかったのであれば、人と接するときはまず意見を受け入れ、その人の考え方を違う角度から理解するようにしてください。(私も彼女の意見を頭ごなしに否定していたことがありました…)
同棲しながらも家事が苦手で、全て彼任せにしていたのであれば、料理や掃除をしっかりできるように頑張ってみてください。
金遣いが荒く、ギャンブルをしていたことが別れと関係しているのであれば、常に節約をするように意識したり、他に打ち込める趣味を見つけてみてください。
そういった小さな積み重ねがあなたを変えていきますし、その変化は必ず相手にも伝わります。
「別れたいと思っていたときの〇〇とは何かが違う…」
そう思わせることができれば、復縁はほぼ確実だといっても過言ではありません。
無理をして自分の魅力を消してしまわないように
ただし、決して「何から何まで相手好みの人間になれ」ということではありません。
外見や内面は本当に必要な部分だけ変えようとすればいいわけです。別れの原因に関することや相手から直接指摘されていたことなどですね。基本的にはそれだけで十分です。
それ以外のところまで無理をして変えようとすると、あなた本来の魅力がなくなってしまいます。
元々あなたには相手が惚れたほどの魅力があるんですから、間違ってもそれを消してしまうような自分磨きはしないようにしてください。
大切なのは、より魅力的になることです。
これまでと変わらない部分を見せても、マイナスの印象をプラスに変えることはできません。ほんの少しでも変わったところや新たな魅力を感じてもらえるように、できることから始めていきましょう。
この別れをチャンスだと思えるかどうか
好きな人との別れはすごくつらいと思います。
でも、もし別れを回避できていたとして、この先もずっと一緒にいられたでしょうか?
多分、その場しのぎで相手の気持ちを引き止めていても、遅かれ早かれ、いずれ別れを迎えていたと思います。
もう関係が崩れかけていたくらいなら、一度リセットするためにも、そしてまた一から新たな関係を築いていくためにも、別れて正解だったのではないでしょうか?
これは相手から貰ったチャンスでもあります。自分の悪いところに気付かせてくれて、変わるキッカケをくれたわけですから。
しかも今はあなたの悪い印象が強いので、これから変わることで、簡単に良い魅力を与えやすくなります。
- あれっ?何か変わったなぁ…
- こんなに優しかったっけ?
- 別れてから魅力的になった気がする
悪い印象が強いからこそ、ほんの少しのきっかけであなたのことを意識するようになり、「何で別れたんだろう…」「自分の判断は間違っていたかも…」と考えるようになるわけです。
分かりますか?
別に難しく考える必要はありません。
あなたが変わり、それを相手に感じさせることができれば、どんな状況でも復縁は可能なんですよ。
冷却期間を正しく過ごせれば、復縁の可能性は何倍も高くなる
どうでしょうか?
「なぜ冷却期間が必要なのか?」「どうして冷却期間の過ごし方で結果が変わってくるのか?」
このことについて理解していただけたでしょうか?
- お互いが冷静になるため
- 別れの原因を把握するため
- あなた自身が変わるため
冷却期間中、この3つだけは常に意識して過ごすようにしてください。そうすれば、復縁の可能性は何倍も高くなりますから。
大丈夫です。相手が求めていることに応えてあげれば、復縁は難しくありません。これからは前を向き、復縁に繋がる行動をしてほしいなと思います。
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