「元彼や元カノの荷物があるんだけど、どうしたらいいんだろう?」
「あっちの家に置いたままの自分の荷物を取りに行くときに気をつけることってあるの?」
よくこんな相談を受けます。
復縁を目指している場合には、別れたあとの荷物の受け渡しで意識してほしいポイントがいくつかあります。
それについて解説したいと思います。
相手の荷物が自分の手元にある場合の対応の仕方
この場合、相手から荷物についての連絡があるかどうかで対応の仕方が変わります。
相手から連絡が来たときに気をつけてほしいこと
まず、相手から連絡があった場合。
「荷物を返してほしい」と言われた場合は、すぐに渡すようにしてください。
「取りに行く」と言われたら家まで来てもらえばいいですし、普通に会える状況なら、どこか約束をした場所で渡しても構いません。
「郵送で送ってほしい」と言われたら、素直にそれに従ってください。いつでも会える距離にいるのに郵送を希望するということは、「今は会いたくない」という意思表示なので、受け入れるしかありません。
さすがに「ウチまで持ってきて」と言われることはないと思いますが、その場合も特に抵抗がなければ持っていってあげてもいいでしょう。
ここで意地を張っても、いいことは何もありません。険悪な雰囲気になるだけです。ここでは、とにかく穏便に済ませることが重要です。
気をつけてほしいのは、荷物を渡すときに復縁を迫ったり、家にあげたり、長時間一緒にいようとしないこと。どれも状況を悪化させる可能性があるからです。
荷物を渡したら、早めに別れるようにしてください。
荷物を返すために自分からは連絡をしない
次に、相手からは連絡がない場合。
この場合、荷物を返すために自分から連絡をする必要はありません。
相手から荷物についての連絡があるまでは、そのままにしておいてください。
なぜなら、冷却期間後に連絡をするきっかけや会う口実として利用できるからです。
多くの場合、別れたあとはしばらく冷却期間が必要になります。
参考記事復縁を成功させるために冷却期間が必要な理由と正しい過ごし方を解説
そして冷却期間を置いたあと、連絡をして、会って、という流れで進めていくわけですが、「なんて連絡をしたらいいんだろう?」「どうやって誘ったらいいのか分からない」と悩む人が多いんですね。
でも、相手の荷物があなたの手元にあれば、そのときに荷物のことについて連絡をすることができます。
「久しぶり。元気?そういえば、○○の荷物がウチにあるんだけど…」という感じで。
また、その流れで荷物を返すことになれば、会う口実もできます。「久しぶりにご飯でも食べようよ」という話に持っていくこともできるわけです。
相手の荷物があると「早く返さなきゃ」と考える人が多いのですが、相手にとって今すぐ必要なものだったら、必ず連絡が来るはずです。
何も言ってこなければ、冷却期間が終わるまでそのままにしておいてください。
自分の荷物が相手のところにある場合の対応の仕方
この場合も、相手から荷物についての連絡があるかどうかで対応の仕方が変わります。
「荷物があるけど…」と連絡が来た場合
「ウチに荷物を置いたままだけど、どうする?」
「荷物を返したいんだけど、取りに来れる?」
こんな風に相手から連絡が来た場合は、素直に荷物を受け取るようにしてください。
今すぐ必要がないものでも、もういらないから処分してもらってもいいようなものでも、必ず受け取ったほうがいいです。
なぜなら、相手と会うきっかけができて、そこであなたの印象を変えることができる可能性があるからです。
どういうことかというと、多くの人は、別れるときに冷静さを失い、感情的になり、必死に気持ちを伝え、「別れたくない」とすがったと思います。
当然、相手の中では、そのときのあなたの印象が強く残っている状態です。
また、相手の中に、あなたにつらい想いをさせたことへの罪悪感がある状態かもしれません。
そのままだと、お互いにいつまでも気まずい感じが続く可能性があります。
でも、荷物を受け取るために一瞬でも会うことができたら、対応次第であなたの印象を変えることも、相手の中に残っている罪悪感を拭い去ることもできるわけです。
そのチャンスができるわけですから、相手に会うことを拒絶されない限り、あなたが荷物を取りに行くようにしてください。
もしも「郵送で送る」と言って譲らない場合は、そうしてもらうしかありません。着払いで送ってもらうようにしてください。
相手から連絡がない場合
相手から荷物についての連絡がなくて、あなたにとってもすぐに必要なものでなければ、この場合もそのままにしておいてください。
理由は前述のとおりで、冷却期間後に荷物のことで連絡ができるし、それを受け取るために会うこともできるからです。
「そういえば、そっちに私の荷物を置いたままだったよね?取りに行きたいんだけど、いつなら都合がいい?よかったら久しぶりにご飯でも食べない?」
こんな感じで連絡をすれば、警戒されずに会うことができると思います。
荷物の受け渡しをするときの4つのポイント
荷物の受け渡しをするときには、以下のことを意識するようにしてください。
- 落ち込んでいるところを見せない
- 改めて想いを伝えようとは絶対に考えない
- 荷物の受け渡しが済んだら早めに別れる
- これまでの感謝や別れの言葉はいらない
1.落ち込んでいるところを見せない
印象を変えることができるせっかくのチャンスです。
つらいと思いますが、落ち込んでいるところは見せないようにしてください。
無理に明るく接する必要はありません。
でも、できるだけ自然体で、もう別れを受け入れたことが伝わるような接し方をするように心掛けてください。
つらそうな顔を見せると、また復縁を迫られるんじゃないかと警戒されてしまいます。それでは、悪い印象が残ったままで終わってしまいますから。
また、あなたが落ち込んでいると、相手もどう接したらいいのか分からなくなります。変に勘違いさせないように、今後連絡を取ることや会うことを避けるようになる可能性もあります。
荷物を受け取ることが目的だという意識をもって、余計なことは考えず、友達感覚か、付き合っていたときと同じような感覚で接するようにするといいでしょう。
2.改めて想いを伝えようとは絶対に考えない
「せっかく会えるんだから、最後にもう一度想いを伝えておきたい」
そんな風に思う人もいると思います。
でも、改めて想いを伝えようとは絶対に考えないでください。今以上に警戒されるようになるだけです。
冷却期間を置いても、なかなか連絡が取ることや会うことができなくなる可能性が高くなるので、グッとこらえるようにしてください。
3.荷物の受け渡しが済んだら早めに別れる
「せっかく会えたんだから、もう少し一緒にいたい」
その気持ちはすごく分かります。
でも、相手がそう思っているとは限りません。
また、まだ冷静になれていない段階では、ダメだと思いながらも、一緒にいると我慢ができずに復縁を迫ってしまう可能性もあります。
家に上がってしまえば、体の関係を持ってしまうかもしれません。そして一度関係を持ってしまうと、都合のいい存在になってしまうことも少なくありません。
相手の家に荷物を取りに行ったとき、「ちょっと上がっていく?」と言われることもあるかもしれませんが、それも断ったほうがいいです。
もちろん、相手が普通に接してくれたら軽く話すのは問題ありませんし、外で会えて食事などに行く場合は気にしなくても構いません。
でも、別れたあとは相手に警戒されている可能性が高く、一緒にいるとやってはいけないことをしてしまうことも多いので、荷物の受け渡しが済んだら早めに別れるようにしてください。
4.これまでの感謝や別れの言葉はいらない
荷物の受け渡しが済み、これから会うこともなくなると思うと、改めて感謝の気持ちや別れの言葉を伝えたくなる人もいると思います。
でも、そんなものは不要です。
「今までありがとう」「○○と出会えて本当によかった」「これまで楽しかった」「これで本当に終わりなんだね」「もう会うことはないかもしれないけど」
こんな言葉は絶対に言わないでください。
押し付けがましいんですよ。それを言われた相手は、「めんどくさいな」と絶対に思うはずです。
そんなことを言っても相手の気持ちは変わりません。それだけでなく、別れを選んだ自分が責められているような、嫌みを言われているような感じに受け取られてしまうこともあるんです。
それに、ここで終わりじゃないんです。
これから復縁をするために行動をしていくんですから、「またね」とか、「また何かあったら連絡して」と言って、サラッと別れたらいいんですよ。
感情的にならないように気をつけてください。
別れたあとの荷物の受け渡しについてのまとめ
荷物の受け渡しは、状況によって対応の仕方が変わってきます。
また、受け渡しの際に意識してほしいこともあります。
そのことについて解説してきましたが、疑問は解消できたでしょうか?
正しい対応をすれば、荷物の受け渡しを復縁に繋げることができます。
ぜひここでお伝えしたことを意識してみてください。
そこから復縁成功までの流れについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。