手紙

「別れたくない…」

振られたときに自分の素直な気持ちを伝えるのは、当然のことです。泣いて縋った人やしつこく連絡をして復縁を迫った人も少なくないと思います。

しかし、相手が本気で別れを決意したのであれば、どんな言葉を並べようが、どれだけ大切な存在なのかを泣いて訴えかけようが、そんなことでその気持ちが受け入れられることはまずありません。必死になればなるほど、相手の心はどんどん離れていきます。

直接伝えてもダメ、電話で伝えてもダメ、メールやラインで伝えてもダメ…。

そうなったとき、最後の賭けとして「手紙」を書いてみようかと考えている人も多いと思います。

手紙は、想いを伝えるのには最高の手段

手紙は、自分の気持ちを伝える手段としては非常に有効です。

メールやラインで簡単なやり取りをするのが当たり前になっている今、わざわざ手間をかけて手紙を書くことは少ないはずです。その分、真剣な想いや素直な気持ちが伝わりやすいというのは言うまでもないと思います。

当然、別れた相手に対しても同じです。

別れたあと、連絡が取れなかったり、まともに取り合ってもらえなかったり、「これだけは分かってほしい」など、どうしても伝えたいことがあれば、手紙を書いてみるといいと思います。

真剣に謝りたいときにも、メールやラインより手紙のほうが適しています。

また、すれ違いがあったり、勘違いされていることがある場合には、手紙を書いて弁明をすれば、別れずに済むこともあります。できるだけ早く誤解を解くようにしてください。

復縁を期待するのではなく、あくまでも自分の気持ちを伝える手段として使う

しかし手紙は、どんな書き方をしても、結局は「自分の気持ちを一方的に押しつけることになる」ということを頭に入れておいてください。

気持ちを伝えたり、謝罪や釈明をしても、相手には「分かってほしいアピール」としか受け止められない可能性があります。

もし相手があなたの気持ちを確かめたくて別れを切り出したのなら、それでもいいんです。

でも多くの人は、そんなことで別れを決めたわけではないと思います。

あなたの気持ちは理解しているはずです。好きだということや別れたくないということも伝わっているはずです。

だけど、別れを選んだ。

そこで再び気持ちをぶつけてみても、何かが変わる可能性は低いと思います。たとえそれが手紙であっても。

絶対にそこを勘違いしてはいけません。

手紙で想いを伝えることには意味がありますし、まだ相手に未練や迷いがある場合はそれだけで復縁できることもありますが(復縁後に温度差を感じたり、別れを繰り返す確率は高くなります)、あくまでもあなたの素直な想いを伝えるための手段として考えるようにしてください。

手紙を書くことを検討すべき状況

手紙は、復縁を目指す上で絶対に必要というわけではありません。

しかし、手紙を書くことを検討すべき状況もあります。

それが、以下の3つの状況のときです。

  1. ケンカをして、感情的になって別れた場合
  2. まだ完全には別れていないけど、すでに恋人関係とは言えない状態の場合
  3. 冷却期間後、メールや電話をしても連絡が取れない場合

ケンカ別れをした場合

ケンカになると、どうしてもお互いが感情的になってしまいます。これまで溜まっていたものが爆発したり、つい思ってもいないことを口にしてしまったりして、その場の勢いで別れ話になることがあります。

このように、初めから別れ話をされる雰囲気ではなく、ケンカが発展して話し合いもせずに別れることになったケースでは、時間が経てば相手もすぐに思い直し、自然とやり直せることが多いです。

しかし、その前から相手に「別れる」という選択肢が頭にあった場合は、ケンカをきっかけに気持ちが固まることがあります。

相手に原因がある場合、ケンカの内容によっては怒りが収まらないこともあると思いますが、「自分からは絶対に謝らない」「そのうち連絡が来るだろう」と意地を張っていたりすると、そのまま本当に関係が終わってしまうことも少なくありません。特に頑固な男性や気持ちの切り替えが早い女性によくあるパターンです。

このようなケースでは、とにかく早い段階で自分から謝ること、そして自分の気持ちを伝えることが重要になってきます。

相手に原因があったとしても、言い過ぎたことや一方的に責めてしまったことなど、少しでも自分に非があるのなら、納得できない部分があるとしてもまずは素直に謝るべきです。復縁を望むのであれば。

しかし、連絡が取れなかったり、メールやライン、電話をしたくらいでは関係が修復できないこともあります。

そんなときは、まだ伝えきれていない想いをすべて手紙に綴ってみてください。綺麗な文章を書く必要はありません。あなたの気持ちを相手にぶつけるつもりで書いてみましょう。

相手に少しでも未練が残っていれば、考え直してくれる可能性が極めて高いです。

まだ別れてはいないけど、すでに恋人関係とは言えない状態の場合

何か手を打たないと、確実に別れることになるケースです。

  • 距離を置きたいと言われた
  • まともに連絡が取れない
  • 連絡をしても返信がないことがある
  • 対応が素っ気ない

など、完全に気持ちが冷めているのに、首の皮一枚で繋がっているような状態では、優しさをアピールしたり、相手が求めているものに応えて気に入られようとしても、気持ちを取り戻すことはほぼ不可能です。

一度関係をリセットするために自分から別れを告げるか、手紙で思いの丈をすべてぶつけ、「どれだけ大切に思っているのか」ということを伝えるしか方法はありません。

別れを回避したいのであれば、手紙を書いてみるべきだと思います。

また、この場合、日々の小さな出来事が積み重なってそれが大きなわだかまりとなり、お互いが歩み寄れないまますれ違いが大きくなっている可能性があります。もし何か思い当たることがあるのなら、そのことにも触れるようにしてください。「どうしてそういう言動をしたのか」「それによって何を期待していたのか」ということも書いたほうがいいです。

ただし、一つだけ注意点があります。

「別れたくない」「もう一度チャンスがほしい」という縋(すが)るような内容ではなく、謝罪や相手に共感するような内容、その人への気持ちを素直に伝えることに徹した内容にするようにしてください。

ここに注意!

ここで縋ってしまうと、別れたくないために色んな言葉を並べていると思われてしまいます。相手の気持ちを無視して、自分の気持ちを一方的に押し付けているような印象も与えてしまいます。「好きな気持ちを伝える」のと「別れたくないと縋る」のは全然違うので、勘違いしないように。

冷却期間後に連絡が取れない場合

冷却期間が終わっても、まだ相手に心の準備ができていなければ、連絡をしても反応がないことがあります。

基本的には、数日後に内容を変えてメールやラインを送ったり、1~2週間程度時間を置くことで、自然と連絡が取れるようになることが多いのですが、それでも状況が変わらない場合は手紙を送ることも考えてみてください。

ただし、未練が伝わるような内容や重い内容の手紙は絶対にNGです。

  • 簡単なあいさつ
  • 近況報告
  • 別れの原因に関して反省していること
  • もし振られたときに相手を困らせたのであれば、「〇〇の気持ちを考えずに自分の気持ちを押し付けてゴメン」という謝罪
  • 「連絡がほしい」ということ(ニュアンス的には「よかったら連絡をください」という感じ)

このようなことを軽く伝えるだけにしてください。

とはいえ、この場合の手紙は最終手段なので、決して焦ってはいけません。すぐには返信がなくても、それは相手がどうすべきか迷っている可能性もあるので、とりあえず最低でも1週間くらいは待つように。

そして改めてメールかLINEを送ってみてください。よほど内容が悪くなければ、ほとんどの人はどんな形であれ返信くらいはくれるはずです。

私はメールを利用したやり取りが得意なので、サポートをしている方にはメールを送ってもらうのですが、700名以上をサポートしてきて返信がなかったことは一度もありません。

手紙を送るのは、冷却期間後、最初に連絡をして1ヶ月以上経ってからにするといいでしょう。

時間が経ってからの手紙は重い

もし何か伝えたいことがあって、手紙を書こうか迷っているのなら、書いてみるべきです。

しかしそれは「別れた直後」に限ってのことです。振られたあと、言いたいことや分かってほしいことがあるのに上手く言葉にできなかったり、メールやライン、電話では伝えきれなかったり、他の連絡手段を絶たれたりした場合などに、手紙は効果を発揮するんですね。

重要なことなので、繰り返します。

手紙を書いていいのは、別れた直後です。できれば1週間以内に書くことをお勧めします。ギリギリ2週間以内なら許容範囲かな、といった感じです。

それ以上経ってからの手紙は重いので、やめておいたほうがいいです。はっきり言って、警戒されるだけです。

2週間も経てば、もうすでに完全に気持ちを切り替え、次へ進もうとしているタイミングです。そんなときに未練たっぷりの手紙を渡されたら、相手はどう思うでしょうか?

確実に重荷になると思いますし、困ると思います。もしかすると、ストーカーまがいの行為として受け取られる可能性もあります。

別れて2週間以上経っている場合は、手紙を書きたくても我慢してください。

冷却期間中は絶対に送らない

もちろん、冷却期間中に手紙を書くのも絶対にNGです。

冷却期間は、あなたが冷静になるため、そして復縁に向け、自分の悪かったところを変え、今以上に魅力的になるための自分磨きをするための期間です。

参考記事復縁を成功させるために冷却期間が必要な理由と正しい過ごし方を解説

しかし冷却期間は、相手が冷静になるためにも必要な期間です。

別れたあとはどうしてもお互いが感情的になり、一方通行の気持ちの押し付け合いになってしまうため、自然体で接することができるまでしばらく時間を置く必要があるわけです。

それなのに、まだ相手に心の準備ができていない段階で手紙を送ってしまうと、せっかく冷静さを取り戻していた感情が再び乱され、振り出しに戻ってしまいます。

そうなると、すべてが台無しになってしまいます。また時間を置いても状況は良くならないと思います。

冷却期間中には、絶対に手紙は送らないようにしてください。

手紙の効果を最大限に引き出し、復縁の成功率を高めるには、ギリギリまで我慢すること

では、どのタイミングで手紙を書けばいいのか?

ベストなのは、復縁できる直前のタイミングです。

  • 当たり前のように連絡を取り合ったり、2人きりで会うことができて、相手が楽しそうに接してくれるようになったとき
  • 好意を感じられるようになったとき
  • あなたへの本音が出るようになったとき

これはどれも、復縁成功まであと一歩、「もう少しで復縁できる」というタイミングです。すでに相手も復縁を意識しているタイミングなので、ここで手紙を書き、改めて想いを伝えるようにすると、それをきっかけにすんなりと復縁できるケースが多いです。

なぜかというと、相手に最後の一歩を踏み出させることができるからです。

実は、あなたのことを意識するようになり、復縁を考え始めたときには、相手のほうが不安を感じているということが少なくありません。

別れたあとは自分に未練があるのが分かっていたのに、正しいアプローチをしていれば立場が逆転していくので、「今は自分のことをどう思ってるんだろう」と考えるようになるんですね。あなたの気持ちが分からなくなるんです。

そうすると、「今さら復縁なんて無理かもしれない」「自分から振っておいて、都合よくやり直したいなんて言えない」という気持ちになり、自分からは復縁を切り出せなくなる人もいます。

ここがポイント!

でも、そこであなたから「今でも想いは変わっていない」ということや謝罪の気持ちを改めて手紙で伝えることによって、相手を安心させること、そして復縁を決断させることができるわけです。

別に手紙ではなく、言葉や接し方で好意を伝えてもいいのですが、やっぱり手紙のほうが相手も分かりやすいと思います。

とはいえ、ほとんどのケースでは、そんなことをしなくても相手から「もう一度やり直したい」と言われるようになるので、無理に手紙を書く必要はありません。

しかし、いい感じになっているのになかなか相手が復縁を切り出してくれない場合は、手紙を書いてみることをお勧めします。

あと一押しのところで手紙に気持ちを込めれば、ほぼ100%の確率で復縁を実現できるので、そのタイミングで相手の背中を押してあげてください。

私も最後に手紙を送りました

私も最終段階で手紙を送りました。送ったといっても、彼女の家のポストにこっそり入れたんですけどね。(これも正しいプロセスをクリアしたからできることで、いきなりポストに手紙が入ってたら気持ち悪いだけなので、絶対に真似しないでください)

私が手紙に書いたのは、「好き」や「ヨリを戻したい」という直接的な言葉ではありません。なぜなら、自分から復縁を申し込むのではなく、彼女に「復縁したい」と言ってほしかったから。

「復縁」という二文字を書かなくても、あと一歩のところまで来ていたので、これまでの楽しかった思い出やこれからの将来をイメージさせる内容だけで十分でした。

復縁を決意させるために重要なのは、『自分と一緒にいることで得られるメリットを相手に与えること』です。

  • この人と一緒になれば幸せになれる
  • 一緒にいると落ち着く
  • 本当の自分でいられる
  • 楽しい未来が想像できる

その部分を感じさせることができれば、復縁できない理由はありません。最終段階でこのメリットを伝えれば、相手から復縁を望まれるようになります。

実際に私も、彼女のほうから「もう一度やり直したい」と言ってもらえました。

手紙を書くときに意識してほしい6つのこと

復縁をするために手紙を書こうと思っている人は、以下の6つの点を意識してみてください。

  1. 迷っているくらいなら書いたほうがいい
  2. 復縁を迫るのではなく、自分の想いを伝えるための手段として利用する
  3. ケンカ別れをした場合、まだ正式には別れていないけど、終わるのが目に見えている場合、冷却期間後に連絡が取れない場合は、手紙を書くことを検討すべき
  4. 時間が経ってからの手紙は重いので、別れて2週間以上経っている場合はNG
  5. 冷却期間中も絶対に送ってはいけない
  6. 手紙を書くのにベストなタイミングは、相手の好意がはっきりと分かるようになったとき

このポイントを守っていただければ、いい結果が得られるはずです。