- 「長く付き合ったカップルなら復縁できる可能性も高いですか?」
- 「交際期間によって復縁の可能性も変わってくるのでしょうか?」
このような質問をいただくことがあります。
復縁できる可能性は、別れた原因や相手の本気度、嫌われ度合い、別れたあとの関係性など、様々な要因によって左右されます。
そしてその要因の一つとして、交際期間の長さも関係してくることがあります。
では、長く付き合ったカップルの場合はどうなのでしょうか?
長く付き合ったカップルの復縁の可能性は?
まず結論から。
長く付き合ったカップルは復縁できる可能性が高いです。
簡単には忘れられず、別れてから相手の存在の大きさに気付くことも多いからです。
本気で別れを決意しても、すぐに吹っ切れる人は少ないと思います。「本当にこの決断は正しいのか?」と自分自答し、気持ちが揺れ動くこともあるはずです。そうすると、別れたあとに別れと向き合う時間も多くなります。
当然、別れた人のことを考える時間も増えます。あなたの良さや付き合っていた日々を思い出すこともあるでしょう。
そういったものが、相手に復縁を意識させるきっかけになります。
交際期間が3~5年くらいのカップルの復縁の可能性が特に高い
これまでの経験から、交際期間が3~5年くらいのカップルの復縁の可能性が特に高いです。
その理由として考えられるのは、以下のとおりです。
- 3年以上付き合っていると、別れたあとの喪失感が大きくなるから
- 3年以上になると真剣に将来を考え始める人が多く、「一緒になることを考えるほど大切な人だった」という印象が残っているから
- 5年以内なら、不満があって別れても、「もう一度チャンスをあげよう」という気持ちになる人が多いから
反対に、5年を超えると復縁できる人が少なくなってきます。
それには以下の理由が考えられます。
- 5年を超えると、何度もチャンスを与えたけど何も変わらず、我慢が限界に達して別れを決意する人が多くなるから
- 5年を超えると惰性で付き合い続けているだけで、すでに恋愛感情はなくなっていることも多いから
- 真剣に結婚を考えたときに、「この人は違う」「この人と一緒になっても幸せになれない」と思われた可能性が高いから
もちろん、5年より長く付き合っていたカップルでも復縁できている人はたくさんいます。交際期間が短いよりは復縁できる可能性が高いのは間違いありません。
交際期間が2年以下の場合の復縁の可能性は、相手の過去の恋愛経験によって変わってくる
交際期間が2年以下の場合の復縁の可能性は、相手の過去の恋愛経験によって変わってきます。
例えば、相手が過去に付き合っていた人とは1年も続かなかったのに、今回は1年以上続いた、という場合は、特別な存在だという認識を持っていると思います。その場合は復縁できる可能性も高くなります。
でも反対に、前に付き合っていた人とは3年続いたのに、今回は2年で別れた、という場合は、「合わなかった」と思われた可能性があります。その場合は復縁の可能性も低くなります。
上手くいっていた期間の長さによっても復縁の可能性は変わる
復縁の可能性は、単純に交際期間の長さだけでは判断できないところがあります。
長く付き合っていても、その間に上手くいっていた期間が長かったか、それとも微妙な関係が長く続いていたかで、復縁できるかどうかも変わってくるからです。
例えば、5年付き合っていたとしても、別れる直前まで上手くいっていたカップルと、最後の1、2年は喧嘩が絶えず、冷め切っていたカップルとでは、復縁の可能性に差が出るのは言うまでもないと思います。
当然、復縁できる可能性が高いのは前者です。
- いつ頃から関係が悪化したか
- いつ頃から相手の気持ちが離れたように感じたか
一度振り返ってみてください。
かなり前からだった場合は、復縁が難しいこともあります。
長く付き合ったカップルの復縁の可能性が高い理由
長く付き合ったカップルの復縁の可能性が高いのには、以下の理由が挙げられます。
相性が良いと思ってもらえているから
長く付き合っていたということは、少なくとも相性はよかったと判断していいと思います。
当然、相性が良さは相手も分かっているはずです。
「この先、これほど相性が良い人とは出会えないかもしれない」
そう思う可能性もあります。
相性が良いと思ってもらえていたら、それが復縁を決意する一つのきっかけになると思います。
簡単には忘れられないから
何年も一緒にいた人のことを簡単に忘れることはできません。
一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、相手のことを忘れるのにも時間がかかると言われています。
簡単には忘れられないということは、別れたあともあなたのことを考えることがある、ということです。
- 「最近どうしてるのかな?」
- 「もう好きな人とかできたのかな?」
- 「会いたいな」
こんな風に思う人は多いと思います。
そしてあなたのことを考える時間が増えれば増えるほど、頭の中はあなたのことでいっぱいになります。
そこから好きな気持ちがよみがえり、「やっぱり好きなのかも」と思うようになる可能性もあります。
相手が他の人と付き合っても、忘れられずに戻ってきてくれることも少なくありません。
喪失感を覚えることが多いから
長く付き合っていると、別れたあとに喪失感を覚える人が多いです。
心にぽっかりと穴が開いたようで、そこで初めて寂しさや大切さに気付き、復縁を考えるようになった、という人をたくさん見てきました。
「付き合っているときには一緒にいるのが当たり前過ぎて気付かなかったけど、別れてからどれだけ大きな存在だったか気付いた」
こんな風に言われて復縁を申し込まれた人もいます。
良い記憶がたくさん残っているから
相手が別れを選んだのは、恋人に対して嫌なところがあったからだと思います。今は悪いイメージを持たれている状態だと思います。
でも、長く付き合っていたのなら、良い記憶もたくさん残っているはずです。
別れたあとには、その記憶が少しずつよみがえってきます。
- 「あんなことがあったな。あの頃は楽しかったな」
- 「あのときは〇〇に支えられたな」
- 「こういうところが好きだったな」
こんな風に、付き合っていたときのことを思い出すことが必ずあります。
そんなときに考えるのは、別れた人のことです。
相手があなたのことを考える時間が増えれば増えるほど、忘れようとしても忘れられなくなります。
そこから復縁したい気持ちが芽生えることも少なくありません。
別れの原因が分かっていて変化をアピールしやすいから
長く付き合っていた場合は、ずっと順調にいっていて、何も問題がなかったのにいきなり振られた、ということはないと思います。
喧嘩をすることや注意されることなどがあって、自分の問題点も自覚できていると思います。
大抵の人は、別れの原因も分かっているはずです。なぜ振られたのか分からない、という人はほとんどいないと思います。
別れの原因が分かっていれば、変化をアピールすることができます。
ほんの少しでも変化に気付いてもらえたら、復縁できる可能性も高くなります。
相手はあなたのことをよく知っていて、嫌なところの印象も強く残っています。
変化にも気付いてもらいやすい状況です。
長く付き合ったカップルが別れる理由として多いものとは?
長く付き合ったカップルが別れるのには、以下のような理由が考えられます。
これまで長く付き合ったカップルの復縁を多くサポートしてきましたが、以下の理由で別れたケースがほとんどでした。
嫌なところに耐えられなくなった
まず最初に考えられるのは、嫌なところに耐えられなくなった可能性です。
どんなに好きでも、恋人に嫌なところの一つは二つはあるものだと思います。
長く付き合っていたのなら、その嫌なところも理解したうえで、我慢をしつつ、それ以上に好きな気持ちがあったから、これまでうまくやってこれたんでしょう。
- でも、何度注意をしても同じことを繰り返す
- どんどんひどくなっている
- 最初はスルーできたけど、我慢できなくなってきた
- 全然変わらないし、変わろうとしているようにも見えない
こうなると、うんざりして、これ以上期待しても無理だと判断し、見切りをつける人が多くなります。
何年も我慢してきたことなら、どこかで耐えられなくなっても不思議ではありません。
魅力を感じなくなった
あなたに魅力を感じなくなったことも考えられます。
長く付き合っていると、どうしても最初の頃のようなときめきやドキドキ感はなくなります。
恋人というより親友や家族のような関係性になることも少なくありません。
- 身だしなみにも気を遣わなくなった
- 今のままで大丈夫だろうと安心して、自分磨きをしなくなった
- 恥じらいがなくなった
このようなことに心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
魅力を感じなくなって好きな気持ちがなくなったり、他の人に惹かれたりすることは、長く付き合っていたカップルではよくあることです。
お互いを思い合う気持ちがなくなった
長く付き合っていた場合は、お互いを思い合う気持ちがなくなって別れることも多いです。
一緒にいるのが当たり前になると、優しさや思いやりの心が欠けることがよくあります。
そして優しさや思いやりがなくなってくると、本当に好きでいてくれているのか不安になり、大切にされていないようにも思えてきます。
すると、相手も同じような対応を取るようになります。
その結果、お互いを思い合う気持ちがなくなり、そんな関係に嫌気がさして別れを決意したのかもしれません。
マンネリで一緒にいても退屈さを感じるようになった
「一緒にいても退屈」「つまらない」と感じて別れる人もいます。
長く付き合っていると、ある程度のマンネリは仕方のないことだと思います。
でも、あまりに刺激がなく、退屈な日々を過ごしていると、一緒にいてもつまらないと感じるようになるものです。
- いつも同じようなデートをしていた
- 家でダラダラ過ごすだけだった
- ただ一緒にいるだけで、2人で楽しい時間を過ごすという感じでなかった
これに当てはまる場合は、相手はそんな日々に不満を抱き、退屈さを感じるようになって別れようと思った可能性があります。
将来を考えられなかった
長く付き合っていた場合、「将来を考えられない」「将来に対する不安があった」という理由で別れを選ぶ人がほとんどです。
何年も付き合っていたら、自然と結婚を意識するようになると思います。
でも、将来のことを感たときに何か引っかかることがあれば、「一緒にはなれない」と判断することがあります。
恋人に求めるものと結婚相手に求めるものが違う人もいて、結婚相手として見てもらえなかったら、好きだけど別れる、という選択をする人もいます。
長く付き合っていた人とよりを戻すためのポイント
長く付き合っていた人とよりを戻すためには、以下のポイントが重要になってきます。
「一緒になりたい」と思ってもらえる人間になる
まず意識してほしいのが、「一緒になりたい」と思ってもらえる人間になることです。
どんな理由で振られたにしても、最終的に行きつくのは、「将来を考えられなかった」ということです。
特に5年近く付き合って相手に振られた場合は、真剣に将来を考えたけど、一緒になって幸せになれるイメージがわかなかった、ということが理由の可能性が高いです。
ということは、あなたとは一緒になれないと思われている、ということです。
それでは相手が復縁を考えることがあっても、その先が見えないため、よりを戻しても無駄だと考えるようになります。
復縁を決意してもらうためには、その先の幸せな未来をイメージさせることが重要です。
そのためには、今のあなたとは一緒になれないと思われている理由を考える必要があります。
なぜそう思われたのか?
それを考えてみてください。
「一緒になりたい」と思ってもらえる人間になるためには何をしたらいいのか?
その答えが見えてくるはずです。
ほとんどの人は、自分自身が変わらないといけないと思います。
環境を変えないといけない人や、金銭的な問題を解決しないといけない人もいるかもしれません。
簡単なことではないかもしれませんが、長く付き合っていた場合は、「一緒になりたい」と思ってもらえる人間になれたら復縁できます。
冷却期間を置く
長く付き合っていて振られた場合は、時間をかけて別れを決意した可能性が高く、別れたときには相手の気持ちが完全に冷めていることが多いです。
将来を考えられないと思われているので、軽い気持ちですぐに戻ってきてくれることもないと思います。
別れたときに復縁したいことを伝えてもダメだったのであれば、今は復縁する気はないということです。
そういった状況を考えると、冷却期間を置く必要があります。
それによって以下のような効果が期待できます。
- しばらく距離を置き、相手を一人にする時間を作ることで、あなたの存在の大きさに気付くことがある
- あなたに対するネガティブな感情が薄れ、良いところを思い出すようになる
- 嫌な記憶が薄れ、楽しかった記憶がよみがえってくる
- 自分自身が変わるための時間ができる
- マンネリが原因と関係している場合は、距離を置いてから久しぶりに会うことで、新鮮な気持ちにさせることができる
別れたあとも連絡が取れている場合は最低でも1か月、相手が冷たい場合や避けられている場合は3か月くらいは冷却期間を置くようにしてください。
友達に戻って変わったところを見せる機会を作る
冷却期間を置いたあとは、友達に戻って変わったところを見せる機会を作ってください。
何度か会っていれば、あなたの変化が伝わると思います。
相手が望んでいた姿を見せることができたら、「今なら幸せになれるかも」と思い、復縁を考えてくれるようになるはずです。
他にも、会ったときには以下の点を意識してみてください。
- 変に気を遣わずに、落ち着ける雰囲気を作るようにする
- 新鮮さを感じさせるために、食事に行くときも初めてのお店を選ぶようにする
- 変わるためにやっていたことをさりげなく話してみる
- 楽しかったときの思い出話をしてみる
こういったことを意識すると、復縁したいと思わせることができると思います。
思いやりの気持ちを持って優しく接する
何年も付き合っていると、相手に対して冷たい態度を取っていた人も多いと思います。相手に興味を示さなくなった人や、ちゃんと話を聞いていなかった人もいるのではないでしょうか。
たぶんほとんどの人が、最初の頃のような優しさや思いやりがなくなっていたはずです。
そういうところから相手の気持ちが離れていったことも考えられます。
もし上記の点に心当たりがある人は、変化を感じさせる意味でも、思いやりの気持ちを持って優しく接することが大事です。
- 冷たい態度や素っ気ない素振りは見せないようにする
- 相手に興味を示し、こちらから話題を振るようにする
- 相手の話をちゃんと聞くようにする
- さり気なく優しい言葉をかけるようにする
こういったことを意識してみてください。
会うときには身だしなみに気を遣う
ずっと一緒にいると、「かわいい」「かっこいい」と思うことも、魅力を感じることも少なくなります。そこから恋愛感情がなくなることもあります。
言い方は悪いですが、見飽きた状態です。これまでと同じ見た目で会っても、なんとも思われないかもしれません。
会ったときに相手を振り向かせるためには、身だしなみにも気を遣うべきです。
- 髪型や髪色を変える
- これまでとは違う雰囲気にイメチェンをする
- オシャレをする
- 清潔感のある見た目にする
こういったことを意識すると、会ったときに一瞬で相手を惹きつけることができ、また異性として見てくれるようになると思います。
交際期間が長くても復縁が難しい状況は?
交際期間が長い場合は復縁できる可能性が高いですが、相手が完全に吹っ切れていて、復縁が難しいこともあります。
以下のような状況では厳しいかもしれません。
友達に戻れない
距離を置いても友達に戻れない場合は、もうあまり関わりたくないと思っていると考えられます。
何年も付き合っていた人と関係を絶とうとするのは、やり直す気がないサインでもあります。
- 連絡が取れない
- 返信は来るけど、素っ気ない
- 会ってくれない
このような場合はそれ以上進展がないかもしれません。
相手に新しい恋人ができた
相手が完全に吹っ切れている場合は、別れてすぐに新しい恋人ができることがあります。
そうなったら手を引くしかありません。
ただ、過去の恋を早く忘れるために恋人を作る人もいます。その場合は、新しい恋人とうまくいかないこともあります。
別れたら復縁できる状況になるので、少し様子を見てもいいと思います。
まとめ
復縁の可能性は、交際期間の長さだけでは判断できません。
でも、長く付き合っていたカップルには、復縁をする上で有利に働く点がいくつもあります。
交際期間が短かったカップルと比べると、実際に復縁できているカップルは明らかに多いです。
ただ、軽い気持ちで戻ってくる人はいないと思います。相手は将来を考えて判断するはずです。
「一緒になりたい」と思ってもらえるかどうかが、復縁できるかどうかを左右します。
なぜ別れることになったのかを考え、「一緒になりたい」と思ってもらえる人間になることを意識してみてください。