復縁を望むのは、振られた立場の人ばかりではありません。
「自分から振ったけど、やっぱり復縁したい」
そう思っている人から相談を受けることも多いです。
「自分から振っておいて復縁したいなんて言えない」と悩んでいる人も少なくありません。
でも、何もしなければ手遅れになることもあります。
振った側が復縁したいときにはどうすればいいのか?
重要なポイントと注意点を解説します。
振った側が復縁したいときには素直に想いを伝えることが重要
振った側が復縁したいときにやるべきことはシンプルです。
素直に想いを伝えること。
基本的にはこれだけです。
振られた人には未練が残っていて、復縁を望んでいる可能性が高い状況です。
振った側が復縁したいと伝えれば、相手は受け入れてくれると思います。
振った側からは言い出せない?
「振った側から復縁したいとは言い出せない」と悩んでいる人も多いと思います。
振って相手を悲しませたわけですから、簡単に復縁したいとは言えないでしょう。
相手にどう思われるか不安なのも分かります。
でも、復縁したいと言い出せないのは、元彼や元カノも同じです。
振られたほうから言い出すのは、もっと勇気のいることです。
- 「復縁したいとは言わないほうがいいのも」
- 「断られたらどうしよう」
- 「もう傷つきたくない」
- 「これ以上嫌われたくない」
こんな気持ちがある状態です。
本当は復縁したいのに、そのことを言い出せずに自分の気持ちを押し殺している人が少なくないんです。
相手の気持ちを考えたら、振った側から「復縁したい」と言い出すべきです。
自分勝手だと思われないのか?
「自分勝手だと思われそう」と思っている人もいると思います。
もちろん、そう思われることもあるでしょう。
「何を考えているか分からない」「振り回されたくない」と思う人もいると思います。
でも、本気で復縁したいのであれば、振ったことを責められるのを覚悟のうえで想いを伝えてください。
どう思われようが、相手も復縁を望んでいれば、最終的にはあなたの想いを受け入れてくれるはずです。
振られた人は別れを受け入れようとしている
振られた人は、たとえ復縁を望んでいたとしても、別れを受け入れようとする人がいます。
無理そうだと感じ、諦める決心をする人もいます。最初は未練があった人でも、時間が経つと次に進むことを決意することがあるんです。
特に一度でも復縁を断られた人は、そこでケジメをつけることがあります。
振ったあと、あなたが一度でも相手からの復縁の申し出を断ったのだとしたら、もう諦めようとしているかもしれません。
早めに復縁を申し込まないと手遅れになる可能性があります。
2週間くらい空けてから復縁を申し込む
振ったあとすぐに気持ちが変わったとしても、復縁を申し込むのは、別れてから2週間くらい空けてからにしてください。
その理由は以下のとおりです。
- 別れた直後はお互い感情的になりやすいから
- 振られた直後は振られたことに納得がいかず、振った人に対して怒りや憎しみの感情が芽生えることがあるから
- すぐに正反対のことを言うと相手が戸惑い、気持ちの整理がつかず、素直に復縁を受け入れられないことがあるから
- 一度でも復縁を断ったのなら、その後すぐにあなたから復縁したいと言うと反感を買うことがあるから
- あまりに短期間で言うことが変わると、別れも復縁も軽く考えているように受け取られることがあるから
- 相手のほうから復縁を申し込まれる可能性があるから
お互いが冷静になるためにも、別れてから真剣に自分の気持ちと向き合ったことを分かってもらうためにも、本気で復縁を決意したことを理解してもらうためにも、2週間くらいは空けるようにしましょう。
また、その間に相手のほうから復縁を申し込まれる可能性もあります。
そのときには相手の気持ちを受け入れ、自分も復縁を考えていたことを伝えれば、一番きれいな形でよりを戻すことができます。
すでに別れて2週間以上経っている場合は早めに想いを伝える
別れて2週間程度なら、時間を空けても相手が吹っ切れることはありません。
でも、2週間以上になると、時間が経てば経つほど相手が前だけを見るようになる可能性が高くなります。
「今さらそんなこと言われても…」と思われるケースが増えてくるんです。
すでに別れて2週間以上経っている場合は、早めに想いを伝えるようにしてください。
別れて1か月以上経っている場合は相手の反応を見たほうがいい
別れて1か月以上経っている場合は、すでに相手の気持ちに変化が表れていることがあります。
まだ未練があっても、少しずつ前向きな気持ちになれている人が多いタイミングです。
このタイミングでいきなり復縁を申し込んでも、相手が戸惑い、なかなか答えを出せないことがあります。
そのため、まずは友達として連絡をしたり会ったりして、相手の反応を見ることをおすすめします。
相手も復縁を望んでいれば、以下のような反応があります。
- 連絡をすれば必ず返信が来る
- 返信間隔も短い
- 明るく気さくに接してくれる
- 誘ったら会ってくれる
- 会ったときに楽しそうにしている
- 好意を持ってくれているのが伝わってくる
このような場合は、それほど時間をかけずに復縁を申し込んで大丈夫です。
反対に、以下のような場合はしばらく友達関を続けるようにしてください。
- 連絡をしても返信が来ないことがある
- 返信が遅いことがある
- 相手が素っ気ない
- 会うのを断られる
- 会ってもつまらなそうにしている
- もう気持ちが離れているように感じる
こういう状況で復縁を申し込んでも断られる可能性が高いです。
友達関係を続けながら少しずつ相手の気持ちを取り戻すようにしてください。
ただし、明らかに相手の反応が悪い場合は、すぐにはどうにもならないと思います。1~2か月くらい距離を置いたほうがいいでしょう。
復縁を断られることもある
自分から振った場合は、相手に未練が残っていて、復縁を望んでいることが多いです。
振った側から復縁したいことを伝えれば、すぐによりを戻せると思います。
でも、以下のようなケースもあります。
- 振ったとき、同じタイミングで相手も別れを考えていた
- 振られたあとにこれからのことを考えた結果、別れて正解だと思うようになった
- 振られたときには復縁を望んでいたけど、時間が経ってその気持ちがなくなった
こういう人は、もう復縁する気がない状態です。
上記のようなケースはそれほど多くはありませんが、復縁を断られることがある、ということも頭に入れておいてください。
復縁したいことを伝えるときのポイントと注意点
前述したように、すでに別れて時間が経っている人を除き、復縁したいなら早めに想いを伝えることが重要です。
でも、一度は振った立場です。
「復縁したい」と言うだけでは、不信感を抱かれることもあります。
振った側から復縁を申し込むときには、以下の6つの点を意識するようにしてください。
- できれば会って話をする
- 最初に復縁したいことを伝える
- 振って悲しませたことや自分勝手なことを言っていることに対して謝る
- どうして別れを選んだのかを正直に話す
- 復縁を決意した経緯と理由を伝える
- 相手が迷っている場合は考える時間を与える
こうすることで、あなたの気持ちを理解してもらえるようになります。
1.できれば会って話をする
復縁を申し込むときには、できれば会って話をするようにしてください。
振った立場の人がLINEで復縁を申し込むと、どうしても軽く受け取られることがあります。
でも、直接会って想いを伝えることで、あなたの本気度や誠意が伝わります。
文字だけよりも、目を見ながら自分の口で伝えたほうが、間違いなく相手の心にも響きます。
特に、相手が次に進むことを考えている場合は、会って伝えるかどうかで結果も変わると思います。
誘うときには、話があることを事前に伝える必要はありません。食事に誘えば大丈夫です。
ただ、何か理由があって会えない状況なら、電話で伝えるようにしてください。
それも無理な場合は、LINEかメールで伝えるしかありません。
2.最初に復縁したいことを伝える
復縁話の切り出し方で悩む人も多いですが、振った側から切り出す場合は、最初に復縁したいことを伝えたほうがいいです。
後回しにして、何を言い出すか分からない状態で相手を不安にさせるよりも、これから話す内容を最初に伝えたほうが、相手も話を聞く準備ができます。
実は、今日誘ったのは、自分の気持ちを伝えたかったからなんだよね。ちょっと話を聞いてくれる?
復縁のことについて話があるから、聞いてほしい。
こんな感じで伝えるといいでしょう。
3.振って悲しませたことや自分勝手なことを言っていることに対して謝る
振った側から復縁したいことを伝えるときには、まずは謝ることが大事です。
- 振って悲しませたこと
- 自分勝手なことを言っていること
こういった点に触れて謝るようにしてください。
いきなり復縁を迫れば、「勝手すぎる」と思われ、まともに取り合ってもらえないことがあります。意地になって復縁を拒むようになる人もいます。
でも、最初に謝ることで、あなたが自分のせいで相手にどんな思いをさせたのかを理解できていることが伝わります。同時に、後悔していることも伝わります。
そうすることで、元彼や元カノがちゃんと話を聞いてくれるようになります。
別れ話をしたとき、きついことも言って傷つけたと思う。つらい思いをさせたよね。本当にごめん。それなのにこんな話をするなんて自分勝手だと思うけど、真剣に考えて出した答えだから、それだけは分かってほしい。
こんなイメージです。
4.どうして別れを選んだのかを正直に話す
そもそもどうして振られたのか?
相手がそのことを理解できていないと、急に復縁したいと言われても引っかかるところがあると思います。
「じゃあなんで別れたの?」と思う人もいるはずです。
それを避けるためには、振ったことを謝ったあとに、どうして別れを選んだのかを正直に話したほうがいいです。
- 「こういう理由で別れたいと思うようになった」
- 」あのときはこんな気持ちだった」
こういったことを伝えることで、別れを決意したときの気持ちを理解してもらえます。
振られた理由が分かり、その上で復縁を申し込まれたら、相手も納得できると思います。
5.復縁を決意した経緯を伝える
復縁を決意した経緯は必ず伝えてください。
一度は別れたいと思ったのに、どうして復縁したいと思うようになったのか?
相手が一番知りたいことだと思います。
あんなに別れたいと思っていたのに、実際に別れてみたら〇〇の良いところや楽しかった思い出ばかりが頭に浮かんで、なんであんなことで別れようと思ったのか分からなくなったんだよね。それでこんなにも好きだったんだな、ってことに気付いて…。
全部〇〇のせいにしていたけど、一人になって考えてみたら自分にも問題があったことに気付いて。一方的に〇〇に求めすぎていたよね。ごめんね。でも、そのことに気付けた今なら、もっと良い関係を築いていけるんじゃないかって思うようになったんだ。何より、やっぱり〇〇と一緒にいたいという気持ちがどんどん強くなって…。
こんな感じで復縁を決意した経緯を伝えた上で、改めて復縁を申し込むようにしてください。
6.相手が迷っている場合は考える時間を与える
いきなり復縁話を切り出されて戸惑う人もいると思います。簡単には結論をさせない人もいるでしょう。
もし相手が迷っている場合は、すぐには答えを求めず、考える時間を与えるようにしてください。
「急に言われても戸惑うよね。結論を出すのは今じゃなくていいから、答えが出たら教えて」
こんな風に言えばいいと思います。
そして、最低でも1週間は待つようにしてください。そのくらいあれば答えは出ると思います。
1週間経っても返事がなければ、連絡をして聞いてみましょう。
復縁を断られたときの対応の仕方
振った側から復縁を申し込んでも断られることがあります。
でも、そこで諦める必要はありません。
いろんな感情があって今は復縁する気がない状態ですが、振られた人はまだ未練が残っていることも多く、これから相手の気持ちが変わる可能性は十分にあります。
ただ、そのためには断られたときの対応の仕方が重要になってきます。
- 相手の気持ちを受け入れる
- しばらく距離を置く
- 距離を置いたあとは友達として何度か会う
この3つが復縁を成功させるためのポイントです。
相手の気持ちを受け入れる
復縁を断られた場合は、相手の気持ちを受け入れることが大事です。
- もう復縁は考えられない心境なのか
- それとも、都合のいいことを言っていることに怒っているのか
- 簡単に復縁を受け入れたら負けのような気がして、意地になっているのか
このようにいくつかの理由が考えられますが、断るということは、今は復縁をする気はないということです。
どうにかして復縁を受け入れてもらおうと説得したくなると思いますが、立場的に振った側がしつこく復縁を迫ってしまうと、確実に印象が悪くなります。
断られたら、そのまま冷静に別れを受け入れるようにしてください。
しばらく距離を置くこと
別れを受け入れたら、しばらく距離を置くようにしてください。
時間が経つと相手の気持ちが変わることがあるからです。
振られた人は、感情がぐちゃぐちゃになっていて、冷静な判断できないことがあります。
振った側から復縁したいと言われても、納得がいかず、素直になれない人もいます。
心のどこかでは復縁を望んでいるのに断る人も少なくありません。
その場合は、冷静になってもらうため、そしてこれからのことを考えてもらうための時間が必要です。
また、はっきりと「復縁はない」と答えが出ている人でも、なかなか吹っ切れずに好きな気持ちがあることに気付くことがあります。
距離を置くことで、相手のほうから復縁を申し込まれることもあります。
何もなかったとしても、お互いが冷静になれた頃には、また友達からやり直すことができます。
そのためには、最低でも2か月くらいは必要です。
相手から連絡が来るようなら関係を続けて構いませんが、自分からは連絡はしないようにしてください。
距離を置いたあとは友達として何度か会う
距離を置いたあとは、いきなり復縁話を持ち出すのではなく、まずは友達として何度か会うようにしてください。
時間が経って相手の気持ちが変わるとは限りません。
まだ未練が残っていたとしても、復縁したいとは思っていないかもしれません。
その場合、いきなり復縁話を持ち出しても断られると思います。
大事なのは、復縁を考えてもらえるきっかけを作ること。
そのきっかけ作りとして有効なのが、友達として会うことです。
- 会って一緒に過ごしていると、それだけで付き合っていた頃の記憶がよみがえり、好きだったときの気持ちを思い出す
- あなたの良さや大切さに気付いてもらえる
- 会ったあと、一人になったときに急に寂しさを感じ、「会いたい」「一緒にいたい」と思ってもらえる
会うことにはこのようなメリットがあります。
何度か会っていれば、復縁したいと思ってもらえる可能性が高いです。
- まずは連絡をして、やり取りをしながら少しずつ距離を縮める
- 以前のようにやり取りができるようになったら食事に誘う
- 一度会ったあとも、できれば3回くらいは会うようにする
こんな感じで進めていってください。
振った側の人は本当に復縁したいのかを慎重に考えるべき
自分から振ったけど、別れて後悔をしたり、相手の大切さに気付いたりして、復縁したいと思うようになるのはよくあることです。
でも、振ったということは、それだけの理由があったはずです。
相手に嫌なところがあって別れたのなら、復縁した場合、そこを我慢し続けることになります。
乗り越えられなかった障害があったのなら、今度はその障害を越えられるように努力する必要があります。
不満があってもそれを受け入れ、あなたのほうから相手に歩み寄ることも必要になってくるかもしれません。
そういったことも含め、振った側の人が復縁したくなったときには、本当に復縁したいのかをもう一度慎重に考えるべきです。
- 一人になった寂しさや喪失感から復縁したいと思っていないか
- これから先、何があっても一緒にいたいと思えるか
- 「他の人は考えられない」と思えるほどの人なのか
勢いで復縁を切り出すのではなく、こういったことを考え、時間をかけて答えを出すようにしてください。
相手に嫌なところがあったのならまた別れたくなることが多い
相手に嫌なところがあった場合、そこが改善されなければ、ずっと嫌だと思いながら付き合うことになると思います。
相手が変わってくれたらいいですが、正直なところ、あまり期待はできないでしょう。特に振った側から復縁を申し込んだ場合は、相手は本気で変わろうとはしないはずです。
実際に、振った側から復縁を申し込んでよりを戻せたカップルはたくさん見てきましたが、結局別れたくなり、また自分から振った人が多いです。
こればかりはよりを戻してみないと分からないことではあります。
でも、嫌なところがあっても相手に変化を求めず、自分が我慢をする覚悟がないと、復縁後にうまくやっていくのは難しいと思います。
また別れることになれば再び相手を悲しませることになる
また別れることになれば、再び相手を悲しませることにもなります。
あなたの都合で振り回すことになり、またつらい思いをさせるでしょう。
別れたほうがいいという気持ちが少しでもあるのなら、このまま別れるのが相手のためになることもあると思います。
将来に不安がある場合は復縁しないことを選ぶ人が多い
元彼や元カノとの将来に不安があり、「この人と一緒になっても幸せになれない」と判断して、まだ好きな気持ちがあるけど別れを選んだ人もいると思います。
そういう人から「復縁すべきか迷っている」と相談を受けることもあります。
でも、将来に不安があって別れた人は、結局復縁しないことを選ぶ人が多いです。
「やっぱり幸せになれないのが分かっているから、もう次の恋に進みます」と、悩んだ末に決断しています。
迷いがある人は、今の気持ちだけでなく、将来のことも考えてみるといいかもしれません。
まとめ
「どうしても復縁したい」
そう答えが出たのなら、あとは行動を起こすのみです。
復縁したくても、振った側からは言い出しづらいと感じると思います。
でも、振った側だからこそ自分から言い出すべきです。
不安だと思いますが、ここでお伝えしたことを参考にしていただき、勇気を出して復縁を申し込んでください。